斎籐明赤のエクスタシー催眠術

エクスタシー催眠とは、RED催眠における独自の技法、手法です。
このエクスタシー催眠を重点において施術を行う事が被験者と術師の心理的距離を縮めるのです。
さて、エクスタシーとは何でしょう。
そこを知っていただくことが大切です。

SEXにおけるエクスタシーとは、オーガズムの後の心地よい満足感です。
その状態は快感を伴う幸福感に包まれた状態です。
細かい説明は省きますが、男性と女性とでは本能が異なるため、基本的に女性はSEXの時、パートナーに自分を預けた状態になります。
お任せ状態になるのです。
これはある意味トランス状態にとても良く似ているのです。
勿論それは個人差もありますし、好みも相性も違ってくるのでどんな場合でも、と言う訳ではありませんが確かに性的な満足度や快感の度合いは、男性のそれよりはるかに大きいのです。

そして、このエクスタシーと云う状態は、性的快感や満足を超越した別物、と考えても良いでしょう。
どちらかと云うと癒しに近いのかもしれません。
ですから、ケースバイケースですが、性的な催眠を行わずにこの状態に誘導することもあります。
また、そのような状況を作ることも、状況によっては充分可能なのです。
そして、このような状態を催眠により引き出すことにより、術師と被験者の心理的距離がさらに近くなるのです。

術師と被験者の心理的距離が近い、ということはどういうことか？
更なる誘導が容易になります。
難易度の高い暗示の成功率が高くなります。
暗示の方法（作り方、言い方）が容易になる、言い換えると簡単な暗示でも有効になります。
女性に『もっとかけて欲しい』とか『また会いたい』と思ってもらえるようになる。
そして何よりも、より深い催眠状態に、しかも容易に誘導出来ます。

ただしその手法には、勿論コツや秘密があるのです。
ですから『気持ちよくしてあげたのだから暗示の通りになるだろう』と思って実行してもそう簡単にはいきません。
エクスタシー催眠の大切なポイントを理解することにより、ショー催眠（アマチュアの皆さんが行う場合は、宴会芸などの催眠と言う事になると思います）やプライベートタイムの催眠にも応用が出来るのです。